山椒は小粒でもピリリと辛い。乾燥ワカメは微量でも水に浸すと思いのほか膨らむ。。。つい1週間前までは、幾度も作ったmy味噌スープ。戻しすぎた乾燥ワカメは、汁という汁をすべて吸い尽し、どれほど「ワカメの味噌漬け」を口にしてきたことか。。ママ&双子が帰宅してからというもの、毎日のようにマトモなみそ汁を味わうことができる。。山椒のような小さな幸せだが、噛み締められるこの悦びったら。。。。さて、ママへのお世辞はこの程度にして。。出産がママによる生涯最大のイベントなら、命名は、夫婦生活最大の“共同筆入れ作業”である。画数、気運、お気に入りの漢字、尊敬する人の姓名、季語、姓とのバランス、ママ&パパ名の一部使用、NGワードの不使用、その時の気分、で、ジャイアンツの選手名、、などなど、、、命名を左右するファクターは、家庭それぞれだろう。実は我が家の場合、早い段階から、命名権をオイラの父親に託すという、ややレトロな結論が導き出されていた。。。というのも、ママは青春期(ああ懐かしいお言葉。。)、自分の名前が嫌で、親を恨んだことがあるそうな。。ちょっと気になって、数人の女性に取材すると、一度は“そういった”経験があるらしい。。で、基本的に傷つくことが苦手のオイラ。娘2人が思春期にさしかかった時、「なんでこんな名前にしたのよー、、、ルイルイ(敬愛:陽介)。。」 ……違った、「プイプイ。。」ってな具合になったら困るし、オイラが名前を考えると、漢字の変換キーリストには到底現れないキッチュな名前を選択してしまう帰来がある。「オレの子供が双子なら、アルファとベータだな」そんなヤツらと日々仕事をしている以上、これは致し方ない。まあ、そんなワケもあって、第3者への命名権委託、、は、意外とすんなり、何かフツーに決まった。ともあれ、オイラの親父さんは、なかなかセンスのいい名前を付けてくれた。で、由来。。。美帆、真帆に共通して付けられている、「帆」という漢字の偏(へん)の「巾」は、文字通り、船の帆の形がルーツ。旁(つくり)は「風」が簡略化されものだ。つまり、「美」しい風を、「真」摯に巾が受け止める、、、という意味が込められている、、と説明を受け...