消費社会、アメリカ。

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Nice!

  知り合いからこんな話を聞いた。去年のクリスマスにアメリカのクリスマスプレゼントのショッピング事情をテレビで見たんだけど、何十万円分のプレゼントが要るとか・・・で、前年のクリスマスのギフト代のクレジットをまだ払ってない人が結構いるとか言ってたけど、その上バレンタインのパーティーやら誕生日やら、他にも○○デーとかあると、と考えると(特定の人達に限られるのだろうけど・・・所得の低い人にも等しくお祭りはやってくるんだものね)人事ながら心配になったよ。   アメリカの借金(クレジット)の話は、心配要らない。「自分の財産は息子残そうとは思わない。死ぬまでに全部自分で使い切る。」 という基本コンセプトの文化に生きているのがアメリカ人だから。よく、アメリカの学生は親から援助なしで奨学金を得たり自分で稼いだりしながら大学に通う、みたいな話を聞いたことはないだろうか。日本のように親に頼って親の金で大学に行くのはむしろ恥とされてるくらいだ。まぁこれはそのコンセプトが良い面に働いている例かもしれない。  とにかく、日本のように貯蓄したり子息のためにいくばかの財産を残そうなんて考えはこれっぽっちもないから死ぬときに個々人のバランスシートとは±ゼロ、極論するとマイナスでもいいくらいだからバンバンモノを買い、消費する。そうやってアメリカ経済はまわっている。だから(社会的、もっといえば国家的に)支出に対してはいろいろな理由が必要で、誕生日(1ヶ月にまとめてやったりするから少なくとも年12回w)、ハロウィン、サンクスギビング、クリスマス、バレンタイン、イースター…と、年がら年中イベントをやってるわけだ。  物質主義、アメリカ。本人たちは楽しんでいいけど、それが行き過ぎた現代社会では地球を犠牲にして本当に幸せなのかどうかは疑問だ。消費=地球にやさしくない。なぜなら空気に国境はないからだ。

投稿者: エコノ研究所 投稿日時: 2007-03-05 (月) 03:43