先日小学校2年生で外反母趾のお子様ご来店。もう私は全然驚かなくなってしまいましたがそのお子様の足を見ていた別のお客様が「ねぇ。なんであんな小さい子なのに指が曲がっちゃうわけ?だってハイヒールとか履いてる訳じゃないでしょ。かわいそうに。」とおっしゃっていました。原因は幼稚園の指定靴、ローファーだそうです。指が曲がり始めた時点で整形外科へ行くと「大丈夫だよ。小学校になってスニーカーに変われば治るから。」と言われたそうです。なのであまり気にしていなかったようなのですがスニーカーを履くようになっても指はもとどうりには治らずご相談に来られました。外科手術以外で「私、外反母趾治っちゃったわ。」というお話しを聞いたことがありません。テーピング、夜間装具、マッサージなど皆さん色々と試されているようですが肯定的な意見を聞いたことがありません。インソールや靴を変えても曲がってしまった指をもとには戻せません。外反母趾には遺伝的な要素もありますが成人までに履く靴にはその要素を助長してしまうものもあります。昨日ご来店された別のお子様の幼稚園ではハイカットひも靴が指定だそうです。足のことを考えたらこれが一番なのかもしれませんが日本では難しいですよね。もし我が家の子供が行く小学校なり中学校でローファーが指定された時、果たして私はそれに反対できるのだろうか?と考えてしまいます。「うるさい親だわ。規則なんだからしょうがないでしょ。」と思われることもイヤだし。でもせっかくキレイな足で産んで、良い靴で育てたのにツマラナイ指定靴で指を変形させられてしまうなんて...やっぱり言うだろうなぁ。まぁご自分で言うのが嫌な場合は足の専門の整形の先生に一筆書いてもらうと良いです。これには保険が効かないのでたぶん2000円ぐらいかかるとは思いますがこれを出してしまえば学校も問題にはしないのではないでしょうか?どうしても学校指定の靴を用意して下さい。と言われ神戸まで子供用に外反母趾用の靴を学校指定のデザインで作ってもらいに行った方もいらっしゃいました。かわいそう。しかし最近の幼児のブランド子供服店ではハイヒールやミュールも置いてあったりするし。見れば子供も欲しがるだろうし。やっぱり女の子って大変だわ。