「支援の実践報告」は、実際に とっちゃんが使った支援ツールの実物と出席していただいた方々には、支援ツールの写真を集めた資料、説明の文書を作って持って行きました。支援ツールの写真を集めた資料です。全てではないのですが、一部支援ツールの説明を、このブログに記事として書いているので良かったら読んでみてください。(1)表情カード(2)運動会スケジュール(年中組)(3)運動会スケジュール(年長組)(4)お着替えマット(年中組)それから失敗作として、めくり式のスケジュールの画像を載せています。とっちゃんの場合は、めくり式のスケジュールは機能しませんでした。欲張って情報量を多くし過ぎたのが失敗した原因だと思いますが、ただただ、遊んでめくって終わりでした。とっちゃんに伝わらなかった例です。また、とっちゃんの理解力や、そのスケジュールを本人が必要としているかで、スケジュールへのくいつきが違います。本人が必要としてない支援は、支援する側の「こうして欲しい」という想いだけになってしまうので、使ってくれないことが多いです。私も、この原因で何回も失敗しました(泣)でも、伝わらなかったとしても、視覚支援を必要としていないわけではないのです。視覚支援を始めた頃、全然、「必要ない」って感じだったとっちゃんが、今ではスケジュールで安心しています。何ごとも継続は力なり…でした(笑)「支援の実践報告」の先生方の反応は、良かったです。持って行った実物を見せながら、お話しました。情緒学級の担任の先生は、「こういう方法もあるのですね。勉強になりました。」と言っていただけました。嬉しかったです。ところで、とっちゃんは、無事、小学校に入学して授業も1日(半日)受けました。(幼稚園の卒園式も小学校の入学式のことも、まだかいてないですが、ちょっとだけ とっちゃんの小学校生活を…)スケジュールを使って安心してくれるお陰で、時間割をスケジュール化してクリアケースに挟んで下敷きにして持って行っています。下敷きを見たとき嬉しそうでした。安心できるようです。担任の先生も、細かく翌日の授業の内容を教えて下さいます。ありがたいです。スケジュールの進化しないといけないので、ひらがな中心です。…とは言うものの本当は時間割を絵で表すのは、難しいので、ひらがなです(汗)とっちゃん、がんばって ひらがな読んでね^^********************************************************************************※以下は、説明の文書の内容です。実践報告①表情カード*ねらい⇒コミュニケーションをとるために必要な相手の表情に気がつくようになるための支援。*作った理由⇒相手の表情を読み取ることが苦手で、コミュニケーションの取り方が上手くなかったため。具体的には、大きな声で怒られるまで、相手が怒っていることに気づかないことが多かったから。*カードにしたのは?⇒目で見た方が分かりやすい。また、不安が強いので、紙に書いた情報は消えないため、何回でも確認が出来るから。*発見⇒○○(とっちゃん)を褒めるとき、うれしいカードを使ったら、相手がうれしいことが分かって、とてもうれしそうな笑顔を見せたこと。怒るときも大きな声を出す前に怒っていることをカードで伝えると理解出来た。言葉でも理解できるが、視覚的に示すとより分かりやすい。*現在⇒相手の表情を読み取ることが、家族の中では出来るようになった。特に、兄弟の表情に敏感に反応するようになった。②スケジュール*ねらい⇒見通しがたたない不安からスケジュールがあることで、不安を軽減し、見通しを立てて、行動できるようにするための支援。*スケジュールの使い方を理解する⇒幼稚園で初めて経験する運動会で、苦手な行事もスケジュールを見ながら参加出来たことで、スケジュールがあると見通しが持てて安心出来ることを本人が理解。その後、自分でスケジュールを見て、見通しを立てながら、他のお友達と同じように行事に参加出来るようになった。*新しい環境に適応するために⇒年長組で引っ越しによる転園をすることになり、新しい幼稚園での一日の生活の流れをスケジュール化。しばらくは、このスケジュールを見ながら幼稚園生活を送っていた。ボロボロになるまで活用し、今のスケジュールは2つ目。現在は今の幼稚園の生活に慣れたので、お守りとしてカバンの中に入っている。*自分の特性への理解⇒年長組の後半になると、自分から苦手なこと、不安なことに対してスケジュールを作って欲しいと言うようになる。理由は、スケジュールがあると安心出来るから。①と②から○○(とっちゃん)の特性について(1)分かりにくいことは、視覚的に示すとわかりやすい。(2)スケジュールがあると安心して、行動出来る。※お願い小学校に入学しても、○○(とっちゃん)の特性は変わりません。今まで通り、私たちは、○○(とっちゃん)のことを支援して行きたいと思っています。スケジュールについては、私たちで作ります。主治医の先生からも、小学校に入学したらお母さんが作ってあげるだけではなく、本人もお手伝いをして、自分でスケジュールを作ることを学ぶようにした方がいいとアドバイスをいただいています。先生方には、スケジュールを作るうえでの情報を提供していただけると助かります。分かりにくいことなど実際に見学させていただけるとうれしいです。どうか、よろしくお願いします。その他の実践の取り組みは別紙をご覧ください。※注)別紙とは、上記に載せている「支援ツールの写真を集めた資料」です。↑ランキングに参加しています。ポチッと応援のクリックをしていただけたら、うれしいです^^