双子は新幹線で西に、私は地下鉄で梅田に。
これほど仕事をしていてよかったと思った日はありませんでした。2人が博多まで無事に着くまで、何もすることがなかったら、心配ばっかりして長い長い2時間半だったと思います。
10時45分をちょっと過ぎて、母が公衆電話から私の携帯まで電話をくれました。
「さーちゃん、まーちゃん、無事に着いたわよ」
あー、よかったー。
一気に脱力です。
ちゃんと荷物をもって、2人でホームまでおりてきたそうです。
あとから2人に聞いてみると、親に言われたとおり、トイレにも行かず、席で本を読んだり、おしゃべりしたり、景色をながめたりして過ごしたそうです。
「マーヤ、広島から寝ちゃった」とマーヤ。
「マーヤが寝たからサーヤは起きてたの」とサーヤ。
「小倉に着いたあと、マーヤのこと起こしたんだよ」
小倉に着いたら、次は博多なので荷物をまとめよう、と決めていたそうです。
「小倉でねぇ、すっごくたくさんの人がおりたよ。マーヤは寝てたから知らないだろうけど。」
へぇー。皆さん、北九州に出張でしょうか?
途中、車内販売のお姉さんが2人に何度か話しかけてくれたそうです。ありがとうございます。
今ふりかえると、ただ2時間半、じっとしているだけなんですよね。事故さえなければ、それほど心配することもないんですけど、それにしても一年分ぐらい心配した数日間でした。
土曜日には夫と車で九州まで迎えに行きました。夕方、実家に着いて、翌朝にはまた関西に向けて出発。今度は家族そろってロングドライブです。
2人の顔を見るまでは、私同様に心配していた父と母も、久しぶりに一緒に過ごせて楽しかったと言ってくれました。
長々と書いてすみません。
でも、親の私には子供以上に「大冒険」でした。
これに味をしめて、また2人だけで行きたいと言い出したらどうしましょ。