左足がパーキンソンのため震えがあり、右足の膝に人工関節が入っているお客様ご来店。人工関節の為、右足の膝が曲がり真っ直ぐ伸ばすことが出来ません。すると当然左右の足の長さに違いがでるのですが職人の判断で靴底ではなくインソールの調節で膝への負担を減らす加工を施すことになりました。
パーキンソン病というとマイケルJフォックスのお陰でよく知られる病気になりましたが症状はさまざまで、今回のお客様はとても軽い方だと思います。その事をお伝えすると
「よくそう言われるのよ~。でもそう言われるとちょっと腹が立つわ。笑
厚生労働省とこの間も戦ったばっかりなのよ。実際、患者の会になんて行くと本当に大変そうな方多いし、わたしの場合は一人でも外出できるぐらいだから。」
とおっしゃっていました。しかし病院や歯科医院でもスリッパに履き替えて転んでしまったら怖いのでいつも裸足で歩いているそうです。想像するとかわいそう。泣
今回はいつでも簡単に脱ぎ履きが出来るマジックベルト式の地面への接地面積の広い靴と室内履きをご注文いただきました。店内に飾ってあった赤いサンダルがとても気になるそうで、「来週まで購入するかどうか考えておくわ~。」とおっしゃっていてとてもおしゃれでかわいらしいおばあちゃまでした。笑