立秋の朝、午前6時半。
雨戸をあけると、スーッとした風が流れこんできた。
あれれ、やっぱり秋なのかな?
夏をこよなく愛する私にとって、一年のうちで寂しさを最も感じる瞬間。
”あぁ、また寒さに向かって季節が巡ってしまうのね、、”と。
それでも、いつものように慌ててお弁当を作って双子を塾へ送り出し、洗濯掃除をささっとすませて、会社へ遅刻しないでたどり着けるリミットの電車に間に合うように自転車を漕いでいるうちに、額には玉のような汗が吹き出していた
夏休みに入ってから、駐輪スペースの自転車が...