慣れ親しんだT幼稚園から新しいD幼稚園へ、とっちゃんとこぼちゃんは転園しました。
転園も引越後、すぐは落ち着かないだろうと、2週間ほどして新しいお家に慣れた頃の転園としました。
転園前には、ありがたいことに、T幼稚園の担任の先生も事前に説明に行ってくださいました。
そしてお世話になっている支援センターの方と私もD幼稚園に説明に行きました。
園長先生はじめ担任の先生はもちろん、各クラスの担任の先生方ほぼ全員出席の説明会?でした。支援センターの心理の先生に、とっちゃんの発達検査の結果をもとにした特性の説明をしてもらった後、私がとっちゃんの気になるところを説明、私の説明の後に「お母さんのおっしゃるように……」と補足して説明していただきました。(お陰様で、D幼稚園から厳しいことを言われることはなく、みなさん暖かく接していただいています。)
転園の前日には、お友達が降園した後の教室を借りて、担任の先生にお付き合いしていただいて、朝、幼稚園の教室に入ったところから、リハーサル。靴を置く場所、シューズの置く場所、連絡帳を出す場所の確認、出席シールを貼る机の確認、制服から体操服への着替え、うがいコップをどこへおくか、手拭きタオルはどこ? カバンはどこ?…と一つずつ確認しながら練習していきました。
給食の前の準備も、前の幼稚園とは全然違っていたので、食べる前に椅子を持ってくるところから、机にランチョンマットを敷いて箸とスプーンとフォークの3点セットを置いて入っていたカバンを椅子の背もたれに掛けるところまで練習しました。お片づけの練習もして、一通り終わり、先生に注意事項を聞き、私からもわからないことを質問して、1日の流れの予行練習終了。先生には、春に私が作ったサポートブックも渡してきました。
転園の朝、前の日の一日の流れの予行練習の内容を基に、紙に絵付きで書いたスケジュールノートをとっちゃんに渡しました。それを大事そうに、幼稚園のバックに入れていったとっちゃん。不安そうでしたが、初日は、何事もなく、無難なスタートでした。
幸いにも、偶然に同じT幼稚園の同じクラス、しかも、こぼちゃんと仲の良かったお友達が、先にお父様の転勤でD幼稚園に通っていました。D幼稚園でも同じクラスになって、二人とも最初は、ご機嫌で幼稚園に通っていました。
しかし、ずっと何事もないわけはなく…
小さなパニック泣きなど、パニックは、ちょこちょこありました。
散歩で行った公園で「もっと遊びたい!」って泣いて座り込んだり、英語遊びの時に質問される順番が待てなくて、ちょうど大好きな“きりん”の質問の時パニック泣きを起こし「お友達のばか~」「ぼくがしたかった~~~!!」と言って先生と退場…。
(T幼稚園では14名のクラスだったのが、D幼稚園では28名のクラスになり、14名の時には待てた順番も待てなくなった様です。)
いつも、マイペースで遅いとっちゃんに何かとお世話を焼きたがる女の子のお友達に、うるさいとばかり押したり、軽く蹴ったり…(お友達から私に直に訴えがきました…。)
今は、さすがに転入生ブームは去ったらしく、「この頃は女の子たち来ないよ~」と二人とも言っています。母としては、少しホッ…。
それから、慣れない幼稚園で不安なとっちゃんは、なにかとこぼちゃんの側に行きたがるけれど、何でもサッサとしてしまうこぼちゃんとは行動のテンポがあわず、手を洗うときとか、順番を待たずに、こぼちゃんの後ろに並ぼうとしてトラブルになること多数。
T幼稚園の時は、「とっちゃんはこぼちゃんの隣。」が指定席だったとっちゃん。
T幼稚園の時は、お友達の好意に甘えさせてもらっていたんだと実感しました。
(T幼稚園では、こぼちゃんの隣に必ず行くわけではなく、隣に行かないで大丈夫の時もありました。)
慣れない幼稚園での不安はストレスとなり、そのストレスは、こぼちゃんへと向かいました。
何かと、こぼちゃんにちょっかいを出し、ふざけるとっちゃん。叩かれたり、つつかれたりして嫌がるこぼちゃん。こぼちゃんの提案する遊びをことごとく「嫌!」こぼちゃんとケンカが始まります。診断された時ほど、ひどくはないけれど、小さな嵐が来てしまいました。
そして、家では新しいお家が嬉しくてハイになり、ふざけまくり…。
何を言っても、どこ吹く風。自分が楽しいことを追求するとっちゃんに私はイライラ。
良くないと思いつつ、叱る回数が増えました。悪循環です。
こんな様子のとっちゃんの時は、不安定な時。不安をうち消すかの様に、ふざけます。
T幼稚園を転園する前のとっちゃんは、もっと落ち着いていました。私の話も聞いてくれたし、こぼちゃんとも仲良く遊んでいたのに…。
環境の変化って難しいですね。
とっちゃんが落ち着いてくれるよう、まずは私が落ち着いて余裕を持って、とっちゃんに対応出来るようにしたいと思います。
追記: こぼちゃんと一緒にお休みしていた間に少しは落ち着いて来ました。このまま落ち着いてくれるよう母も努力したいです。
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