それはある日曜日のこと。夫が外出していて、私が珍しく晩ご飯を作ろうと思い立ちました。子供たちのリクエストでカレーにすることになったのですが、ジャガイモとニンジンとカレーのルーがきれていました。「ママとお買い物に行こうか」と双子を誘うと「サーヤとマーヤと2人だけで行きたい」と言い出しました。自宅から最寄りのスーパーは子供の足で10分ぐらいかかるところにあります。しかも途中に大きな交差点があって、横断がとても心配。うーん、どうしよう・・・。私が迷っていると、双子からは「行きたい!行きたい!2人で行きたい!」コールが。もう小学生になったんだし、思い切って2人で買い物に行かせようかな。公園だって2人で行くようになったし。思い切って決断しました、私。「マーヤ、メモ書くから、何を買ってくるのか言って!」「サーヤ、お財布もってくるー!」双子は大はりきり。買ってきてもらうのは・ジャガイモ・ニンジン・バーモントカレー甘口・牛乳です。あと、お駄賃がわりに2人が好きなお菓子(ただし小さなもの)を買ってきていいよ、と言いました。サーヤの財布に千円札1枚と小銭を少しいれ、マーヤにも念のため千円札を1枚渡しました。「車に十分気をつけてね」何度も何度も念をおしました。「行ってきまーす」2人は元気にとびだしていきましたが、2人が帰ってくるまで、私の方はドキドキしっぱなし。事故にあったらどうしよう、誘拐されたらどうしよう・・・悪い想像ばかりふくらみます。でもね、思ったより早く2人は帰ってきました。とっても元気よく。ちゃんと買い物もできていましたよ。ジャガイモとニンジンは、うっかりして個数を言ってなかったのですが、ニンジンは二本いりのものを、ジャガイモはなんと、2個いりのものと3個いりのもの2袋買ってきてくれました。「これぐらいいりそう」って考えたんですって。お駄賃がわりに買ってきたのは「チョコボール」と「ハイチュウ」。それも含めて、合計926円でした。支払いの段になって、926円というのが、どれぐらいのお金なのかわからなくって、お店の人にお財布をみせて千円札と6円を渡したそうです。うむむ・・・それは盲点でした。2人にとっては、とても嬉しい出来事だったようです。パパが帰宅するのが待ちきれず、メールで「ふたりでかいものにいったよ」と書いて送っていましたもん。これから、こうやって少しずつ、2人だけの世界がひろがっていくんでしょうね。しばらく親はドキドキの日が続きます。