新曲も出てるし、メンバーが言うとおりもう新しい一歩が始まっているんだけど、とりあえずドームを消化しないと次に進みたくない。なんだかすごかった。会場全体が鬼気迫る感じで。解散コンサートかというぐらい、空気が切れていた。3回目のアンコール、潤くんの挨拶だけで終わってしまうかも…と会場が察した瞬間沸きあがった「もう一回」コール。鳥肌が立つほどの一体感。「We can make it!」を聴く度に思い出すだろう。キャプテンの「また遊んでください」といい、相葉さんの「いつもみんなに生きる力をもらってる。だから今度は僕らがみんなに生きる力をあげられたら」といい、わかってないんだよね、二人とも。全然わかってない。逆なのに。真逆なのに。わかってないところが私が彼らを好きな理由で、そんな彼らがそういられるところが嵐を好きな理由なのだと思う。嵐を構成する風を、ファンのことだと言い切った松本さんの声は、男前でもなんでもなくて、朴訥とした感じだったな。私は、彼らが山を簡単に乗り越えられるように吹く、風でありたい。あんなコンサートをやった約2時間後に、ZEROで普通に仕事をしている翔くんを見て、負けられないと気合を入れた。