KO君とTO君が修学旅行から帰ってくる日。
到着予定の時間が、ちょうど夕方の暗くなっていく時間帯だったので
お迎えに行くことになっていました。
私は、車の運転が好きではなくて、混雑した駐車場なんて最悪なので
たけ父さんが、少し早く仕事を終えて帰って来てくれる予定になっていました。
そして、その日はフィギュアスケートのGPシリーズ NHK杯 男子SPがありました。
早めに帰宅してくれた たけ父さんは「僕だけで行って来ようか?」と
気を利かせて言ってくれました。。。
それは、ほとんど悪魔のささやき…
一瞬、お言葉に甘えようかと…
しかし、ここはお迎えに行っておかないと、と気を取り直し
NHK杯の第1グループまで見て、KO君とTO君のお迎えに行きました。
修学旅行から帰って来て、みんな家族のところに帰って行く姿を見ながら
KO君とTO君を捜すと、二人でトコトコとこちらに来ました。
「楽しかった?」と聞くと「楽しかった!」と。
KO君とTO君を連れて帰宅して、早速 録画していたNHK杯を見ました。
「フィギュアあったの?もし、母さんが迎えに来てなかったら?
もう、めちゃくちゃになぐる!」とKO君。
やっぱり、迎えに行っててよかった~。(;´▽`A``
この日のNHK杯の男子SP 高橋選手のソナチネは素晴らしかった。
生観戦が出来ない分、生放送で見たかったけれど、
今は、たぶん、生放送で見たより、KO君とTO君の修学旅行の記憶と一緒になって
ずっと記憶に残るような気がしています。
夕暮れの駐車場と
初めて親から離れての旅行を終えて
満足そうな二人に
帰宅してから見た鮮烈な滑り
笑顔のないガッツポースに
この時のソナチネが一際 素晴らしかったことと重なり
なぜか、KO君とTO君の修学旅行のことを思い出すと
NHK杯のあのガッツポーズを思い出し
NHK杯のことを思い出すと、ちょうどKO君とTO君の修学旅行だったことを思い出す。
私にとって、ちょっと幸せな記憶になりました。
記憶に残る演技って、たぶんこんな感じなのかなと
自分の思い出に、ちょうどその頃に流行っていた音楽が重なるように、記憶に残っているのと一緒で
自分の思い出に、その時に見た演技が記憶に残る。
どうかソチ五輪でも記憶に残る演技を。。。
小学校最後の冬の記憶と一緒に。