フィギュアスケートの全日本が終わり、ソチ五輪の代表が決まりました。
男子シングル 羽生選手、町田選手、高橋選手
女子シングル 鈴木選手、浅田選手、村上選手
アイスダンス キャシー・リード、クリス・リード組
団体戦メンバーとしてペアの高橋成美、木原龍一組
代表に選ばれた選手の皆さん、おめでとうございます!
どうか、選手の皆さんが「やり切った」と思える演技が出来ますように
祈っています。
日本チームの皆さんを応援しています。
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ここで少しだけ全日本の高橋選手の演技の感想を書かせてください。
全日本の高橋選手は、SPのソナチネもフリーのビートルズメドレーも
絶望の中で、必死に前を向いている感じがしました。
あんなに思い詰めた表情の高橋選手は見たことがありませんでした。
ソチまで現役続行を決めてからの積み重ねてきたものが、
音を立てて崩れてしまうのを必死に止めようと、
前を見て光を掴もうと手を伸ばしているかのようでした。
そんな中でもフリーでは、微笑みを浮かべていて、最後の表情は泣き笑いのような
とても悲しげな表情でした。
なんとも言えない表情に彼の気持ちが見えた気がしました。
高橋選手は、4回転を構成予定のまま2本跳びました。
最初は、4回転は1本でも良かったのでは?と思いましたが、
今は、彼が前を向いて演技するためには、2本の4回転が必要だったのかなと思います。
そんな必死な気持ちだったんじゃないかと想像しています。
選考方法の(3)『3人目は、(2)の選考から漏れた選手と、全日本選手権終了時点でのワールド・ランキング日本人上位3名、ISUシーズンベストスコアの日本人上位3名選手の中から選考を行う。』という一文から選考基準は満たしていることは分かっていましたが、選考から漏れることもあるかもしれないと覚悟をしていました。
代表発表は、テレビで見ていました。3人目に高橋選手の名前が呼ばれると、一緒に見ていた家族は みんな「オリンピック代表は高橋くんだね。よかったね。」と言ってくれたけど、私は少し複雑でした。
全日本5位での選出。。。
このことで、また一つ背負うものが増えてしまったことが残念でした。
出来れば、万全な状態の全日本で、文句なしの選出で行かせてあげたかったです。
3度目の最後の五輪。
ずっとたくさんのものを背負ってきて、結果を残し続けてきて
後輩たちも育ってきた今、少しは背負うものも軽くして
最後の五輪くらい自分のために滑ってほしかった。
小塚選手も織田選手も、とても五輪に行きたかったはず…
小塚選手とも織田選手とも仲がいいのに
それがこのような形になって、運命のいたずらというのか…
上位6人は、みんな五輪にいってほしいくらいの力があるのに、
4年に1度の五輪は難しいです。
きっと彼らの思いを背負って、高橋選手はソチのリンクに立つはずです。
どうか、怪我が治って、よいコンディションでソチのリンクに立てますように。。。
右膝という古傷もあり、コンディションの調整は難しいと思いますが
コンディションさえ良ければ、きっと高橋選手なら大丈夫だと思うので
もう、それだけです。
高橋選手が「やり切った」と思える演技が出来ますように。
そんな演技をみんな待ってると思います。
あと少し頑張って!
高橋選手の右足の怪我が治ること、右膝がそれまでもつことを
ただただ願いつつ、ソチ五輪の演技を待ってます。