人は何のために生まれ、そして生きていくのか
そんな、原点に帰るような出来事があった
私の従姉妹
ひとつ上の彼女とは、小さい頃は、よく一緒に遊び
毎年夏には、お揃いの浴衣を作ってもらい
一緒に写った写真が残っている
私に双子の娘たちが生まれた翌年
彼女にも、双子が生まれ
うちで使わなくなったベビーベッドを譲ったりして
子育ての情報を交換し、
子どもたちが大きくなってからは、双子のサークルに一緒に顔を出し
双子の子育ての先輩として、アドバイスをしたこともある
彼女が、一年の闘病生活のすえ、旅立ってしまった
いつもやさしく、スポーツもずっと続け元気だった彼女だけに
信じられない出来事に、大きなショックを受けている
彼女は、その双子を含む4人の子を育てた
子育て中も仕事を続けていたので、
その苦労は私には推し量ることのできないものがあったことと思う
でも、その通夜や葬儀の席で、遺された4人の子どもたちの姿を見ていて
彼女の命は、確実にその子どもたちの中に引き継がれたのだと
改めて思った
私たちが、子どもたちを育てる
その子どもたちが、また親の心を受け継いで、新たなる家族を作り出す
こうして、命は確実にリレーされていくのだろう
私も、子どもたちに精一杯、自分の生き方を伝えたい
彼女に恥じない生き方をしていきたい
どんな環境下に置かれても、”生きている”その幸せを伝えて行きたい