「ねえ、ママ〜。春の旬の食べ物ってなぁに?先生がおうちで調べてきなさいって」週末、サーヤからたずねられました。どうやら宿題のようです。春の食べ物ねぇ・・・、あらためてたずねられると考えてしまいます。「イチゴ、春キャベツ、タケノコ・・・う〜ん・・・他に何があったかなぁ」早くもネタ切れの情けない私。「パパに聞いてみたら?」「パパー、春の食べ物ってなあに?」「山菜、新タマネギ、アスパラガス、桜鯛、ホタルイカ」さすが我が家のシェフです。育児主担当に任命してよかったよ。パパとママから聞いたことを、サーヤはメモしていきます。「ねぇ、春巻きは違うの?」違うねぇ(^^;)「先生がスーパーマーケットのチラシとかでも調べられるよ、って」どうやって調べるのかも大切ですね。ネットで検索したら、あっという間に調べられるけど、小学2年生ですから、もっとアナログなやり方を考えてみます。「そうだねぇ・・・、あっ、給食の献立表はどう?旬の食べ物を使っているはずだよ」と私が言うと、さっそく、サーヤが調べます。ありました、ありました。タケノコもありましたし、新タマネギも使われています。そうそう、豆ご飯!グリーンピースも旬ですね。それから、私の料理の本をひっぱりだしてきたり、スーパーに行って「旬の野菜」と書かれた表示を探したり、八百屋さんにインタビューしたりしてみました。八百屋さんでのインタビューはサーヤだけに行かせたのですが、「男の人はいやだ」と言い張るので、レジにいた若い女の人に聞きに行かせることに。収穫は「わらび・・・かな?」。店頭にはタケノコも木の芽も並んでいたんですけど。こうやって意識してみると、「旬」を教えてくれるものっていっぱいあるんですよね。スーパーには「旬素材を使ったお料理メモ」と題して、カード式のレシピも置かれていました。「レタスクラブ」などの雑誌にも「春パスタ特集」など旬素材をいかしたレシピ特集が掲載されています。新じゃが、アサリなども「旬」なんですね。冬でもイチゴがスーパーの店頭に並ぶ時代。「旬」を知ることは難しくなってきました。でも、食べ物は旬の時期にいただくのが一番おいしいし、身体にもいいものです。子供の宿題を通じて、私もちょっぴり豊かな気持ちになりました。そして、その日の夜はパパが「タケノコご飯」を炊いてくれました。おかずの1品は「ホタルイカの酢みそ和え」。家族全員で「旬」のものを味わえる、とても素敵なことだと思いました。