矢口敦子さんの『償い』を読みました。初めて読む作家さん。新聞広告で目にした人の肉体を殺したら罰せられるのに人の心を殺しても罰せられないのですか?という文言が気になって手にとった本。
子を病死で妻を自殺でなくしたホームレスの元医師と元医師が幼少の頃ある犯罪から命を救ったが15歳の少年が出会い、交流するうちに連続殺人事件が絡んできて元医師が少年に犯人の疑いをもちはじめ・・・といった感じの話し。おもしろかった、と思います。どーなるの?と読んでいるうちに引き込まれてたので。が、今の私には重かった。広告の文言があんな文言だから決して軽い小説ではないと理解してたつもりだけど・・・。ある意味、育児中のプチ引きこもり状態な私。買い物したり、カラオケ行ったりとかサクッと気分転換する機会がないと笑いのない、少々哲学的な小説は重く感じるばかりなんだなぁ・・・と実感しました、はい。次は小説に笑いを求めてみよう。