いろいろな事件や事故が多い毎日ですが、
最近、特に胸が痛かった事件が二つあります。
二児を一ヶ月放置した母親幼い長男(5)と三男(当時1)を自宅に1か月以上置き去りにし、三男を死亡させて死体を遺棄したとして、母親に懲役15年の判決が下された。生き延びた長男は生の米や生ゴミ、冷蔵庫にあったマヨネーズで飢えを凌いでいた。2人とも「死んでいる」と思って自宅に帰った母親に、長男はそれでも、「ママ遅いよ」と駆け寄った。
銃暴発で2歳男児死亡
東京都目黒区五本木の医師(39)宅で競技用ライフル銃が暴発し、近くにいた二男(2)の右胸部に銃弾が当たった。二男は病院に搬送されたが、約1時間半後に死亡が確認された。暴発時、近くに長男(5)がおり、ライフル銃を触っていたと長男が話していることから、警視庁捜査1課と目黒署は、長男が誤って引き金を引いたとみて、重過失致死容疑などで同医師らから事情を聴いている。
どちらの事件も・・・
まだ小さな男の子が、命を落とし、そのすぐそばには兄がいて・・・
うちにも同じくらいの兄弟がいるだけに、
その時の状況、兄の気持ち、弟の無念さを思うと、
胸が痛くて痛くて・・・
母親に置き去りにされ、空腹に耐える中、
同じ部屋で弟が死に、腐敗していき、
それでもなお、生きようとし、
一人、母親の帰りを待ち続けた男の子。
きっと好奇心を抑えきれず、もしかしたら、
弟に見せてあげようと思ったのかもしれない、
思わず銃を手に取り、そして引き金を引いてしまい、
弟の胸から血が流れるのを見てしまった男の子。
この子達は、たった5歳で、一生の心の重荷を背負ってしまった。
小さいと言っても、5歳だもの、
感情もあれば、それを記憶することもできる、一人の人間。
間違いなく、この兄弟たちには何の罪も無く、
親のエゴや一瞬の油断で、こんな悲劇が起きてしまって。
うちの息子達の、笑い声や笑顔に接すると、ふと、
この兄弟たちのことが頭をよぎります。
shouと同じくらいの、二人の男の子の将来が、
少しでも明るいものでありますように、
そして、こんな悲しい事件が、
もう誰にも起こりませんように、
そう思わずにはいられません。
失われた幼い命に、心からご冥福をお祈りします。